台湾のLung Pien Vacuumの工場にて製造しています。
台湾の工場にて装置立ち合いを行い出荷致します。
装置製造期間は約2ヶ月です。
台湾から装置出荷から船便が日本に着くまで約1ヶ月です。
日本の工場立ち上げまでの総額費用は、為替にもよりますが
PH-1400で税抜価格(円):2200~2500万です。
装置が必要の際は、お気軽にご連絡願います。
御見積依頼はできる限りご対応致します。
担当は、有限会社VOCテクノロジーの河合安洋にお問い合わせ願います。
お問い合わせメールアドレス service@voc-t.com
お問い合わせ電話番号 0550-84-3456
装置のサイズは、φ1400~φ2000まであります。
その他に、プラズマ重合装置の販売も行っております。
下記φ1400アルミ蒸着装置の仕様となります。
<両扉式抵抗加熱真空蒸着装置仕様書>
<1.1機種>
両扉式抵抗加熱真空蒸着装置
<1.2型式>
PH-1400
<1.3目的・用途>
両扉式抵抗加熱真空蒸着装置は、アルミ反射膜を真空成膜により形成することを目的とした装置です。
<1.4装置特徴>
(1)本装置は、真空槽(チャンバ)に左右2枚の扉を有し、それぞれの扉にワーク治具機構及び抵抗加熱蒸着源を設けることで、一方の扉を閉じて真空蒸着を行う間に、他方の扉のワーク治具機構及び抵抗加熱蒸着源でワーク脱着及び蒸着材のセットが可能となり、効率良く真空蒸着装置を稼動できます。
(2)蒸着(成膜)は、高真空排気(拡散ポンプによる排気)で行います。
《2.性能》
<2.1ワーク>
(1)ワーク:樹脂
※用途に応じてアンダーコートが必要な場合があります。
(2)装着可能サイズ:ワークサンプルによる。
(3)装着数:ワークサンプルによる。
<2.2蒸着>
(1)方式:抵抗加熱方式
(2)蒸着物質:Al(アルミニウム)
※蒸着物質は抵抗加熱蒸着できる物質とできない物質があります。
※オプションで粗引き時のDCプラズマ処理もしくは、RFプラズマ処理を取り付けられます。
<2.3真空排気>
(1)到達圧力:24時間以内に8.0×10-4Pa以下
(2)排気時間:1.3×10-2Paまで約8分以内
※(1)、(2)とも真空槽清浄な状態で、ワーク、ワークホルダ無挿入、室温の状態です。
※お引渡し時の性能です。
<2.4制御>
(1)シーケンサとタッチパネルを主体とし、ハードウェアにて制御します。
<2.5運転概要>
(1)自動運転
※下記工程を自動で運転します。
(a)粗引き排気:粗引き排気します。(拡散ポンプ排気可能な真空度まで真空槽を油回転ポンプ及びルーツ真空ポンプで真空引きします。)
(b)高真空排気:高真空まで排気します。(拡散ポンプの排気により、蒸着可能真空度1.3×10-2Paまで排気します。)
(c)蒸着:Alを自動蒸着します。
(d)大気リーク:蒸着終了後、大気圧までリークします。
(2)手動運転:自動運転で示した各工程を確認しながら順にタッチパネルにて操作を行えます。
(3)保守運転:ポンプ、バルブ等の各機器を単独で操作できます。インターロックは、装置保護及び安全に必要なもののみとなります。
《3.構成》
<3.1真空槽>
(1)真空槽
(a)材質:SUS304
(b)真空槽本体側寸法:Φ1400mm×h1500mm(内寸)
(c)真空槽扉:SUS304:2式
(d)監視窓:Φ116mm:各扉1式
(e)ゲージポート:各機器サイズ:各真空計取付け用1式
(f)内部防着板:SUS304(真空槽本体用):2式
(g)内部防着板:SUS304(各扉用):2式
(2)架台
(a)材質:鉄製(塗装仕上げ)
※塗装色は指定可能です。
<3.2排気機器>
(1)真空排気ポンプ
(a)油拡散ポンプ(36インチ):型番:PH-36:メーカー:LUNG PIEN:1式
(b)ルーツ真空ポンプ:型番:RD2500:メーカー:㈱大阪真空機器:1式
(c)油回転真空ポンプ:型番:P600:メーカー:㈱大阪真空機器:1式
(d)オイルミストトラップ:メーカー:㈱大阪真空機器:1式
(e)冷凍機:型番:MAC-1500:メーカー:㈱マック:1式
(2)バルブ
(a)メインバルブ:36インチ空圧作動L型バルブ:1式
(b)粗引きバルブ:8インチ空圧作動L型バルブ:1式
(c)補助バルブ:6インチ空圧作動L型バルブ:1式
(d)リークバルブ:2インチ空圧作動L型バルブ:1式
(e)マイスナートラップ:拡散ポンプ上部常時冷凍方式:1式
(f)水冷バッフル:1式
(3)排気配管
(a)材料:SUS製:6インチ及び8インチ
<3.3ワーク機器>
(1)ワーク治具
(a)軸棒:数量:16本(扉1枚に8本)
※ワーク治具は、ワークごとに治具が異なるため、軸棒のみとさせて頂きます。
※ご相談頂ければ、治具の製作も請け賜ります。
(2)基板回転機構(扉は2式付いていますので、各扉に1式回転機構が付いています。)
(a)自公転機構:電極棒付:各扉に1式
(b)駆動方法:モータ駆動:各扉に1式
(c)自公転:6軸、8軸兼用:各扉に1式
(d)真空シール:各扉に1式
<3.4成膜機器>
(1)蒸着機器
(a)電極数量:各扉に1式
(b)抵抗加熱蒸着用トランス:7~9V、35KVA:1式
(c)フィラメント取付金具:各扉に1式
(d)電流導入端子:各扉に1式
(e)フィラメント(タングステン):消耗品
(f)蒸着材料:アルミ線材、スズーインジウム1:9線材:消耗品
<3.5真空計測制御機器>
(1)真空計
(a)真空計:CENTER THREE:メーカー:LEYBOLD
THERMOVAC:真空槽排気制御用:2式
PENNINGVAC:真空槽排気制御用:1式
(b)真空スイッチ:排気制御用:1式
<3.6制御盤・配線機器>
(a)制御盤:1式
(b)配線用ダクト:1式
<3.7水圧、空圧ユニット>
(1)水圧ユニット:水冷ヘッダー・ボールバルブ・水圧センサー・ホース:1式
(2)空圧ユニット:マニホールドユニット・空圧センサー・ホース:1式
《4.安全装置》
<4.1冷却水系>
断水時、事故、故障の原因となる機器があるため、排水側にインターロック用の水圧センサーを設けて水圧低下時、ブザーが鳴り、機器の動作は停止します。
<4.2圧縮空気系>
エアー導入口にプレッシャースイッチを設け、0.35MPa以下になるとエアー圧力低下の検出を行い、すべての動作を停止します。
<4.3真空排気系>
ロータリーポンプが停止すると制御電源が切れ、すべてのバルブが閉じます。真空槽扉のドアスイッチがONされていないと排気操作はできません。
<4.4蒸発源系>
抵抗加熱は真空槽が真空でないと操作できません。
<4.5停電対策>
停電時は、すべてのバルブは閉状態(全閉)となります。
<4.6漏電対策>
本装置には漏電ブレーカーが設けてあります。
《5.設置条件》
<5.1ユーティリティー>
(1)電源
(a)装置本体 三相:200V/220V 50Hz/60Hz 約57.5KVA
単相:200V/220V 50Hz/60Hz 約35.0KVA
(b)装置用アース:D種設置
(2)冷却水
(a)供給圧力:0.2~0.3MPa:冷却水入り口の差圧は0.2MPa以上
(b)水量:約99L/min(水温19℃~26℃)
(c)接続口:入口PT1・1/2インチ(カンタッチ)
:出口PT1・1/2インチ(カンタッチ)
注)水質は、市水程度とします。(PHは6.0~8.0の中性)
注)水温が室温より低いと結露する場合があります。
(3)駆動機器用圧縮空気
(a)圧力:0.5~0.8MPa(gauge)
(b)接続口:PT1/2(メネジ)
注)油分、水分を含まない、清浄な乾燥空気を供給してください。
(4)排気ダクト
(a)接続口:4インチソケット付
※油回転真空ポンプの排気口(オイルミストトラップ)より油煙がでます。この油煙を排気ダクトで工場の外へ排出します。
(5)設置環境
(a)設置場所:平坦で水平な場所(4mm以下)、装置をアンカーボルトで固定できる床圧及び強度があること。
(b)床対荷重:1.5t/㎡
(c)使用環境周囲温度:15~25℃
(d)周囲湿度:60%RH(相対湿度)以下の範囲で結露なきこと。
(e)その他:直射日光の当たる場所、強い磁場を発生する装置の近辺や、埃の多い場所、振動のある場所は避けてください。
(6)消耗品
(a)蒸着材:アルミ線材・スズーインジウム1:9線材他
(b)蒸着用フィラメント:材質タングステン
(c)定期オーバーホール部品
- <両扉式抵抗加熱真空蒸着装置参考レイアウト図>
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